小菅村

クルマで奥多摩から丹波山村をまわり、小菅村に宿を取った。夏の観光シーズンが一段落し、集落はひっそりとしていた。「秋になればキノコ料理が美味しいですよ」と宿の主。紅葉時期はまた人出があるようだ。

小菅村は甲州街道・大月から青梅街道・東京方面に抜ける139号線沿いにある。夏が終わり、泊まりがけの客の姿は少なかった。

139号線に沿って流れる小菅川は多くの釣り人たちで賑わっていた。小菅村は「多摩川の源流」をキーワードに村興しをしている。

土曜日の午後、村の中心部は深閑としていた。ただ道脇に花々が咲き誇っていた。

釣り場や小菅の湯以外はあまり人に出会わない。小菅中のあたりを歩いていたら「湧金山宝生寺」というお寺があった。

宝生寺のかたわらにある「虫歯地蔵」。大昔寺の敷地から発掘されたもので、祈願すれば虫歯が治ると言い伝えられている。

孫らしき子供を連れたお年寄りがゆっくりと歩いていた。

通りから林道を4、5キロ入ったところに「白糸の滝」がある。落差36メートル。

一年を通じてもっとも多くの人を集めるのが「小菅の湯」だろう。温泉はもちろん、地元の林産品や食品を並べた物産館が併設され、賑わっていた。

小菅の湯では、コスモスが緑の山を背景に明るく輝いていた。

撮影時期:
撮影機材:SONY α700、タムロンAF18-250mm F3.5-6.3 DiII、AF90mm F2.8