松本散策

学生時代に良く訪れた町。
もう20年以上、ご無沙汰していた。
すっかりスマートになった松本の町をのんびり歩いてきた。

駅の建物は何というかただの近代的なビルの一つになってしまって趣は無い。その申し訳というわけではないだろうが、片隅に昭和23年に作成された駅の表札が掲示されていた。

駅から城へ向かう途中、中央2丁目の角に「牛つなぎ石」がある。かつて塩に困窮していた武田信玄に上杉謙信が塩を送ったとき、この場所に塩を積んだ牛車をつないだとされる。

町には多くの小路がある。ここは「同心小路」。

千歳橋付近から見た女鳥羽川。川沿いの家並みは縄手通り。

縄手通りの途中にある四柱神社。

松本城。個人的にとても好きなお城。

昔の雰囲気を残す通りがあちこちにある。

中町通りは松本散策の中心。お店が軒を連ねる。

お昼は「花月」でとった。以前泊まったこともある老舗の宿。

松本には井戸が多い。「源智の井戸」は代表的な井戸の一つ。

ツタの絡まる建物が多く見られる。

旅後記
学生の頃、松本は特別な町だった。一人旅、それも日帰りで行くような具合で、何に惹かれたのか定かでないが、「旅」というイメージの強い場所だった。
家が小金井で、中央線で行きやすいということもあっただろうし、山岳地の入口にある都といった趣に導かれたのかもしれない。
しかし今回久し振りに訪れてみて、あの頃ろくにものを見ていなかったのではないか、という思いに駆られた。
長い歳月を経て訪れると、自分の内にも色々発見がある。

撮影時期:2010年12月18日
撮影機材:ソニーα55、バリオゾナー16-80mm