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東北

野々島へ(浦戸諸島)
今回の旅でもっとも楽しみにしていたのが浦戸諸島への日帰り旅。島の存在を知ったのはNHKのドキュメンタリー番組だったが、旅のガイドブックなどで調べてもあまり詳しく紹介されていない。
前の晩、寿司屋の主や地元のお客から「渡し船で島めぐりすると楽しい」と聞いた。時間的な余裕があればそこまでしたいところだったが、今回は定期船で野々島に渡り、ゆっくりと歩いて巡った。
(撮影時期 11月下旬/SONY α700+Vario-Sonnar DT3.5-4.5/16-80ZA)

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マリンゲート塩竃から、市営汽船で浦戸諸島に向かう。船は塩竃を出ると、桂島−野々島−石浜(桂島)−寒風沢(さぶさわ)−朴島と島を巡る。

  ひとつめの「桂島」で乗客の多くが降りた。釣り客や用事で市内に出掛けた帰りの人らしい。荷物の引き取りに桟橋に人がきていた。

  塩竃を出て約30分で野々島に到着。ここで下りた人はほかにおらず、わずかな乗客を乗せて石浜に向かった。

桟橋の前には「浦戸諸島開発総合センター」があり、脇に公衆トイレがある。ここから先このような大きな建物はない。また、想像した以上に観光客を意識したモノがない。

  港の景色。松島湾らしい岩礁があり、さらに野々島独特の洞穴がいくつも見える。こうした見慣れぬ風景を目にしたからだろうか、島を下りたときから何となく不思議な感覚にとらわれた。


  港から海水浴場方面へ歩いた。
住宅の間を小道や路地が通っている。まもなく左手に熊野神社の鳥居が現れた。神社へはあとで向かうことにしてまずは浜へ。

  桟橋から6、7分ほどで綺麗な砂浜に出た。
両側を岬に囲まれた野々島海水浴場は穏やかに輝いていた。右手の千代崎(たぶん)と蔭田島の景観が非常に印象的だった。もう少し時間があれば蔭田島の近くまで足をのばしたかった。

  浜から島の奥へと向かった。
山道に突然鮮やかな色が現れてドキリとさせられた。夜泣き地蔵と六地蔵。


  山道は島の中央部を通っていて、ときどき海の景色が開ける。

  浜に下りられる場所があるとつい下りて寄り道したくなる。宇内浜だと思うが詳細な地図がないのでよくわからない。ただ景色を楽しむのみ。

  道の終点は浦戸中学。その手前に渡船乗り場に下りる道がある。対岸は寒風沢島。渡船は料金無料。次回来ることがあれば桂島・野々島・寒風沢島と渡ってみたい。

 

道を戻る途中、島の北、漆島・馬ノ背島方面の景色だったと思う(が自信はない)。島を縦断するメインの道からはなかなか島の北側を伺うことが出来ない。


  途中で山道に入った。屋根越しに見えるのは桟橋方面だと思う。


  この道は岩石を削って造ったと思われる。左に下りる道のほか右に藪の中をくぐる細い道が続いている。島にはこのような秘密めいた道が多い。

  島に無数にある洞穴。現在は物置に使われているようだが、本来どういう目的で造られたのかは分からない。


  島の細道。石の白い肌が見事にうかがえる。


  熊野神社。細道を歩いた先にあった。木々の緑と石と土の色ばかり見てきたからか、朱い鳥居と屋根が目にしみる。

島では桟橋近くで釣りをしている人以外ほとんど人に会わなかった。

  塩竃に戻る船の時間もあって、熊野神社からはまっすぐ桟橋に下りた。

この日歩いた島の道は多少把握できたものの、目には見えているのに行き方が分からない、という集落があった。風光は明媚だし、他の島とともにまた訪れたい。

  船を待つあいだ、観光客を満載した大型の遊覧船が、野々島の前を通り抜けていった。

 
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